当事務所では藤沢市・鎌倉市を中心に神奈川県全域から相続の無料相談を承っております。

お困り事がある場合は是非お気軽にご相談下さい。

今回は子供のいない方の公正証書遺言書に基づく遺言執行者としての業務をご依頼いただいた際の事例を解説します。

この方は、生前に配偶者を亡くされており、兄弟が相続することになることを懸念していました。

そのため、自分が亡くなった後、甥や姪に大きな負担がかからないように、生前に公正証書遺言を作成していました。

この遺言書は、遺言執行者を立てることで、相続手続きを円滑に進めることを目的としていました。

銀行などの手続きはスムーズに進みましたが、お墓に関する具体的な指示は書かれていなかったため、遺族全員で協議した結果、墓じまいを行うことに決定しました。

墓じまいの手続きについて

墓じまいの手続きは、お墓が管理されている場所によって異なります。

今回は公園墓地に埋葬されているご遺骨の墓じまいです。

まず、当プラザは墓地の管理事務所に連絡を取り、墓じまいを行いたい旨を伝え、必要な書類を郵送してもらいました。

その後、該当地区の市役所や管理事務所と連携し、現在お墓に埋葬されている遺骨の数や、今後その遺骨をどこに移すかについて確認しながら、必要な書類を作成しました。今回は、相続人も知らない先祖代々の遺骨があり、合計4つの遺骨が埋葬されていました。

さらに、墓地を更地にして返還することが決まっていたため、同時に解体業者への依頼も行いました。解体の依頼先は、個人の石材店か、霊園と提携している石材店のどちらかを選ぶことができます。

約1ヶ月後、市から改葬の許可証が発行され、霊園と石材店とで改葬日の調整を行いました。

改葬当日は、相続人が立ち会うこともできますが、当プラザが最初から最後まで立ち会うことも可能です。

その後、遺骨の行き先については、永代供養、手元供養、合同墓地への改葬、散骨など、さまざまな選択肢があります。皆様のご意見に沿って、最適な行き先(改葬先)を決めることができました。

当プラザのサポート内容

具体的には、当プラザは以下のサポートを提供しました

・墓地の管理事務所への連絡と必要書類の取り寄せ
・市役所や管理事務所との連絡調整
・遺骨の移転先の確認と書類作成
・解体業者への依頼手続き
・改葬日の調整
・散骨業者への依頼と調整

最近では、承継者がいない、または管理が困難なために墓じまいを希望される方が増えています。

今回のケースでは、全ての遺骨を散骨することに決まり、改葬当日に散骨業者に遺骨を引き渡しました。

墓石の解体も完了し、無事に墓じまいの手続きを終えることができました。

一般的に、多くの方にとって改葬や墓じまいは一生に一度あるかないかの経験です。

当プラザでは、面倒な書類作成や手続きをスムーズに代行することができますので、相続手続きの一環として墓じまいを検討されている方は、ぜひご相談ください。

当事務所の無料相談について詳しくはコチラからご覧ください。

この記事を担当した司法書士

トラスティ藤沢司法事務所

代表

山脇和実

保有資格

司法書士、宅地建物取引士

専門分野

相続・遺言・生前対策・民事信託・不動産売買

経歴

司法書士事務所での10年の経験を経て独立し、トラスティ藤沢司法事務所の代表を務める。「相続は、亡くなった方の思いを推し量ろう」、「相続は、和をもって尊しとなすが大事」、「完全無欠な平等は不可能、遺産分けは互譲が必要」をモットーに、依頼者の内にある悩み要望を推し量り、顧客満足に繋がるよう努めている。また、勤務時代を含めて担当した相続・売買案件は3000件以上に上り、相談者からの信頼も厚い。


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