当事務所では相続の無料相談を実施しています。
藤沢市を中心に神奈川県全域から沢山のご相談をいただいていますので、相続について少しでもお困りの方は是非お気軽にご相談くださいませ。
今回は複雑な相続の事例について解説します。
今回の事例のように連絡を取っていない相続人がいるケースや、相続財産が複雑なケースなどは特に、相続トラブルに繋がるリスクが高いので、専門家にご相談いただくことをおすすめします。
ご相談者様のご状況
依頼者のAさんは、母親を病気で亡くしました。
Aさんには兄がいましたが、3年前に亡くなっていたため、母親の相続人は、Aさんの父親とAさんと亡くなった兄の子供Bさんです。
父親は高齢のため、Aさんが中心となって相続手続きを進めることになりました。
Aさんは、亡くなった兄とはあまり仲が良くなく、兄の家族とも疎遠な関係でした。
相続手続きをすすめるにあたり、相続人であるBさんに連絡を取る必要がありますが、就職してすでに家を出ているBさんの住所がわかりません。
どのように連絡をとるべきか、困ったAさんは司法書士事務所に相談しました。
司法書士のサポート
依頼を受けた司法書士は、まず相続人の調査から開始しました。
亡くなった母親と相続人の戸籍と併せて戸籍の附票を取り寄せ、Bさんの現在の住所を確認しました。
司法書士はBさんに連絡を取り、Bさんの祖母が亡くなったこと、本来法定相続人であったBさんの父親が亡くなっているため、代わりにその子供であるBさんが遺産を受け継ぐことを伝えました。
相続手続きを進めるには相続人全員の協力が必要であることを丁寧に伝え、相続手続き参加の了承を得ることができました。
その後、銀行解約や証券の売却等の相続手続きを進め、相続税の申告は連携している税理士事務所に引き継ぎました。
相続人全員の相続税申告と納税を済ませ、すべての相続手続きを終了しました。
複雑な相続の注意点
今回の事例のように、疎遠な親戚や、連絡先のわからない相続人がいる場合、初動段階でつまずくことがあります。
また、不仲な関係の親戚に急に相続の連絡をすることにより、相手に警戒され、相続手続きが進まなくなる可能性もあります。
司法書士など専門家が間に入ることにより、お互いに安心して相続手続きを進めやすくなることもあるので、相続手続きの進め方に不安がある場合は、まず専門家に相談することをお勧めします。
相続のご相談について当事務所でも無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
この記事を担当した司法書士
トラスティ藤沢司法事務所
代表
山脇和実
- 保有資格
司法書士、宅地建物取引士
- 専門分野
-
相続・遺言・生前対策・民事信託・不動産売買
- 経歴
-
司法書士事務所での10年の経験を経て独立し、トラスティ藤沢司法事務所の代表を務める。「相続は、亡くなった方の思いを推し量ろう」、「相続は、和をもって尊しとなすが大事」、「完全無欠な平等は不可能、遺産分けは互譲が必要」をモットーに、依頼者の内にある悩み要望を推し量り、顧客満足に繋がるよう努めている。また、勤務時代を含めて担当した相続・売買案件は3000件以上に上り、相談者からの信頼も厚い。
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