当事務所では相続・生前対策の無料相談を実施しています。
湘南エリア(藤沢市・鎌倉市)を中心に神奈川県全域から多数のご相談をいただいておりますので、相続について少しでもお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
今回は昨今当事務所にも多くご相談をいただいている「再婚」の場合の相続手続きについて司法書士が解説します。
複雑な相続関係と自筆遺言書に関するご相談者様のお悩み
ご相談者様は長年連れ添った夫が他界しました。
夫とは再婚であり、夫には前妻との間に二人の子供がいることも聞いていました。
そのため夫は生前に自筆で遺言書を作成してくれていました。
しかしインターネットなどで調べていくうちに、自筆遺言書だけではそのままでは何も相続手続きを進めることが出来ないという事を知りました。
相続人は、妻と子供、そして前妻との間の子供の合わせて4名です。
前妻のお子様達とは面識がなく、現在何処に住んでいるのかも全くわかりません。
また、自筆遺言書も具体的にどのように扱って手続きを始めたら良いのか検討もつかないので困っている、というお悩みでご来所されました。
当事務所のサポート(相続人の確定と自筆遺言書の「検認」)
このような状況の中、まず当事務所が実施したのが戸籍の収集です。
その戸籍を追って、その子供が今どこに籍を構え居住しているかを調べ、前妻との間の子供の現住所が判明いたしました。
法定相続人が確定したところで、次に家庭裁判所への自筆遺言書の検認申立を行いました。
自筆遺言書は、家庭裁判所において相続人立会のもとで開封され、その形式的な有効性や内容を確認するという検認という手続きを経ることで、初めて法的な効力が認められ、その後の相続手続きに進めることができます。
遺言執行者不在の場合の対応と専門家選任の重要性
検認の結果、遺言書には遺言執行者の指定がありませんでした。
遺言執行者とは、相続人全員を代表して、遺言書の内容を具体的に実現するため、様々な手続きを行う、非常に重要な役割を担う立場です。
遺言執行者が遺言書で指定されていない場合や、指定された方が辞退された場合などには、家庭裁判所に選任を申し立てることが可能です。
そこで、まずは、当司法書士事務所の司法書士を執行者として選任してもらう申立を家庭裁判所へ行いました。
司法書士を遺言執行者に選任するメリットと手続きの完了
もちろん、遺言執行者がいなくても相続手続きを進めることは法律上可能ですが、今回のケースのように、相続人の中に面識のない方がいらっしゃる場合や、相続関係が複雑な場合には、特定の方に手続きの負担が集中してしまう可能性が高いと考えられます。
司法書士は、法律の専門家として、複雑な相続関係や、法的な手続きに精通しており、相続財産の調査から、名義変更、遺産分割のサポートまで、多岐にわたる業務をスムーズに進めていくことができます。
結果、申立が認められ、司法書士が遺言執行者に選任され、相続登記、預貯金の解約を当事務所が全て行うことができました。
藤沢・鎌倉相続遺言相談プラザのサポート
当事務所では今回のケースのように複雑な相続の解決実績が多数ございます。
他の専門家に断れた方でも当事務所で解決できたケースなどもございますので、相続が発生したらおひとりで悩まずにお気軽に無料相談をご利用ください。
当事務所の無料相談は0466-53-8631よりご予約いただけます。
この記事を担当した司法書士

トラスティ藤沢司法事務所
代表
山脇和実
- 保有資格
司法書士、宅地建物取引士
- 専門分野
-
相続・遺言・生前対策・民事信託・不動産売買
- 経歴
-
司法書士事務所での10年の経験を経て独立し、トラスティ藤沢司法事務所の代表を務める。「相続は、亡くなった方の思いを推し量ろう」、「相続は、和をもって尊しとなすが大事」、「完全無欠な平等は不可能、遺産分けは互譲が必要」をモットーに、依頼者の内にある悩み要望を推し量り、顧客満足に繋がるよう努めている。また、勤務時代を含めて担当した相続・売買案件は3000件以上に上り、相談者からの信頼も厚い。
相続手続きの最新記事
- 土地に「仮登記」が残っていた場合の抹消手続き | 権利証がない時の対処法を司法書士が解説
- こんな時どうする?遠方に住んでいて相続手続きを進めることが難しい…!
- 疎遠な父が亡くなったと連絡…相続放棄した方が良いのか?そのメリット・デメリットを解説
- 相続財産に複数の銀行預金・生命保険があり、相続税もかかる方の解決事例
- 【複雑な相続】叔父が単独で養子縁組していた場合相続手続きの事例
- 兄が亡くなり、すぐに母も亡くなってしまった場合の相続手続きを司法書士が解説
- 【相続事例】遺言執行者が辞退してしまった場合はどのように相続手続きを進めればいいの?
- 【相続事例】遺言執行者になった場合、何をすれば良いの?複雑な代襲相続のご相談
- 相続が発生し遺言が出てきた場合、検認や手続きはどのように進める?
- 仲の悪い兄弟が相続人に…どのように進めれば良いか事例で解説
- 【相続】叔父が亡くなり遺言書があったが、遺言執行者が指定されていなかったケース
- 【相続】叔父が亡くなり自分が相続人に…法定相続情報を作成した事例
- 【相続手続き】遺言執行の業務で墓じまいの手続きをサポートした事例
- 叔父の相続人になったが叔父が経営していた会社の相続手続きが放置されていたケース
- 【遺産相続の解決事例】故人の所有していた不動産が複数あり詳細が分からなかったケース
- 遺言書を残していたため、遺産相続の手続きがスムーズに進んだケース
- 孤独死された方・保佐人が付いている遺産整理の事例を司法書士が解説!
- 相続人が不仲・疎遠で遺産分割協議が進められないというケースを司法書士が解説
- 遺産相続での詐欺事件!?偽装された遺言書を無効にできたケースを司法書士が解説!
- 相続人に住所の分からない方が…!トラブルを起こさずに相続手続きを進めた事例を解説!
- 【司法書士が解説】夫の死後、養母がいることが判明し相続する順位が変わった事例
- こんな時どうする?相続人に幼い子供がいた事例を司法書士が解説!
- こんな時どうする?相続が発生し、子どもの名義預金があった事例を司法書士が解説!
- 【相続】遺産に含まれていた都内のマンションを売却し代金を相続人の間で分割できた事例
- 司法書士が解説!相続財産に知らない単元未満株が含まれていたケース
- 相続人に高齢の母がいるため、相続手続きを進める中で二次相続対策を実施した事例
- 【相続手続き】鉄道事故で急死した父の遺産整理をお願いしたいというご相談
- 【司法書士が解説】亡くなった夫に面識のない異母兄弟が…!注意点やポイントは?
- 【相続の相談事例】父が亡くなり何から手を付ければ良いか分からないというご相談
- 【子供のいない相続】兄弟が多く連絡先も分からないため相続人が誰かもわからないケース
- 依頼者様の亡くなられた兄の改葬(墓じまい)/ご依頼者様70代
- 顔も知らない母の相続財産調査を行ったケース/藤沢市
- 外国人の相続!被相続人が外国籍(台湾)で、台湾から戸籍を取り寄せた事例を司法書士が解説!
- 相続人の一部から相続分を買い取り、スムーズに遺産分割協議が成立したケース/藤沢市
- 戸籍を調査したら、全く知らない、聞いたこともない相続人がいることが分かったケース/藤沢市
- 何代にもわたって土地の相続登記をせずに放置していたケース/藤沢市
解決事例の最新記事
- 土地に「仮登記」が残っていた場合の抹消手続き | 権利証がない時の対処法を司法書士が解説
- こんな時どうする?遠方に住んでいて相続手続きを進めることが難しい…!
- 疎遠な父が亡くなったと連絡…相続放棄した方が良いのか?そのメリット・デメリットを解説
- 相続財産に複数の銀行預金・生命保険があり、相続税もかかる方の解決事例
- 【複雑な相続】叔父が単独で養子縁組していた場合相続手続きの事例
- 兄が亡くなり、すぐに母も亡くなってしまった場合の相続手続きを司法書士が解説
- 親の借金を相続放棄したいが、不動産は手放したくないというケースを司法書士が解説!
- 相続した土地に古い抵当権が付いていた場合どうすれば良いの?司法書士が解説!
- 【相続】遺言書の作成から遺言執行までの流れとそれぞれの手続きの流れを解説!
- 【相続事例】遺言執行者が辞退してしまった場合はどのように相続手続きを進めればいいの?
- 【相続事例】遺言執行者になった場合、何をすれば良いの?複雑な代襲相続のご相談
- 相続が発生し遺言が出てきた場合、検認や手続きはどのように進める?
- 仲の悪い兄弟が相続人に…どのように進めれば良いか事例で解説
- 【相続】叔父が亡くなり遺言書があったが、遺言執行者が指定されていなかったケース
- 【相続】叔父が亡くなり自分が相続人に…法定相続情報を作成した事例
- 【相続手続き】遺言執行の業務で墓じまいの手続きをサポートした事例
- 叔父の相続人になったが叔父が経営していた会社の相続手続きが放置されていたケース
- 【遺産相続の解決事例】故人の所有していた不動産が複数あり詳細が分からなかったケース
- 遺言書を残していたため、遺産相続の手続きがスムーズに進んだケース
- 孤独死された方・保佐人が付いている遺産整理の事例を司法書士が解説!
- 相続人が不仲・疎遠で遺産分割協議が進められないというケースを司法書士が解説
- 遺産相続での詐欺事件!?偽装された遺言書を無効にできたケースを司法書士が解説!
- 【相続登記の義務化】10年前に亡くなった父の不動産の相続登記をしていなかった事例
- 相続人に住所の分からない方が…!トラブルを起こさずに相続手続きを進めた事例を解説!
- 遠い親戚が亡くなり、銀行から催促状が来たので相続放棄した事例を司法書士が解説!
- 【司法書士が解説】夫の死後、養母がいることが判明し相続する順位が変わった事例
- こんな時どうする?相続人に幼い子供がいた事例を司法書士が解説!
- こんな時どうする?相続が発生し、子どもの名義預金があった事例を司法書士が解説!
- 【相続】遺産に含まれていた都内のマンションを売却し代金を相続人の間で分割できた事例
- 遺言執行者に就任を辞退された場合どうすれば良いの?解決事例でポイントと注意点を解説!
- 司法書士が解説!相続財産に知らない単元未満株が含まれていたケース
- 相続人に高齢の母がいるため、相続手続きを進める中で二次相続対策を実施した事例
- 【相続手続き】鉄道事故で急死した父の遺産整理をお願いしたいというご相談
- 【司法書士が解説】亡くなった夫に面識のない異母兄弟が…!注意点やポイントは?
- 【相続の相談事例】父が亡くなり何から手を付ければ良いか分からないというご相談
- 【相続放棄】多額の負債を抱えたまま亡くなり、子、親、兄弟全員が相続放棄をした事例
- 【子供のいない相続】兄弟が多く連絡先も分からないため相続人が誰かもわからないケース
- 依頼者様の亡くなられた兄の改葬(墓じまい)/ご依頼者様70代
- 【相続】住宅ローンの完済しているが抹消手続きをしないまま亡くなっていた事例
- 【司法書士が解説】地面師詐欺業者に騙されて他人名義に変えられた土地を取り戻したケース
- 顔も知らない母の相続財産調査を行ったケース/藤沢市
- 遺言書に非課税の私道の記載がなかったために相続人全員の合意がいることになってしまったケース/藤沢市
- 外国人の相続!被相続人が外国籍(台湾)で、台湾から戸籍を取り寄せた事例を司法書士が解説!
- 相続人の一部から相続分を買い取り、スムーズに遺産分割協議が成立したケース/藤沢市
- 疎遠だった兄弟が亡くなり、相続放棄をしたケース/藤沢市
- 戸籍を調査したら、全く知らない、聞いたこともない相続人がいることが分かったケース/藤沢市
- 何代にもわたって土地の相続登記をせずに放置していたケース/藤沢市











































