当事務所では相続について藤沢市を中心に神奈川県全域から沢山のご相談をいただいています。

少しでもご不安や心配事がある方は是非お気軽にご相談ください。

今回は相続財産に含まれていたマンションを売却し、売却代金を分割した事例を解説します。

相談の経緯

神奈川県藤沢市在住の男性Aさん(80歳)からの相談でした。

亡くなったのは、Aさんの弟で、東京都港区在住、独身の一人暮らしだったとのことです。

相続人は、Aさんを含めて兄弟姉妹の4名でした。

港区の所有マンションの他、預貯金、自動車、証券など遺産が多岐にわたり、兄弟姉妹で話し合った結果、すべての財産を換金して平等に分けたいとのご意向でした。

不動産売却についてのお悩み

相続人の皆様が全員高齢のため、マンションの相続手続きして、売却活動を全員でおこなっていくのが困難な状況であり、いつまでも進まないとお悩みでした。

このため、当プラザにおいて相続人全員から依頼をお受けして代理人として不動産業者への仲介の依頼、買主との売買契約等の一切をお手伝いすることとなりました。

提案

前述のとおり、当プラザが売却にかかわる一切の事務をお手伝いすることになりました。

マンションの売却の際には、処理しておかなければならない事が多岐にわたります。

・室内の残置物をゴミとして処分すること。
・室内の価値のある動産を換金すること。
・電気・ガス・水道・携帯電話・インターネットのプロバイダー契約の解約などのライフラインの契約を解約すること。
・マンション管理組合へ区分所有者の変更届を提出すること。
・未払いの管理費・修繕の精算すること。
・固定資産税の未払い分を精算すること。
・不動産仲介業者と売却仲介の契約をすること。
・ハウスクリーニング業者の手配して掃除させること。
・買主と不動産の売買契約をすること。
・売買代金を受領してカギ等を引き渡すこと。
・買主へ所有権の移転登記をすること。

細かいものはもっとありますが、ざっと上記の事務が必要となります。これら一切を当プラザが引受け、相続人の皆様の代わりにおこなうことで、相続人の皆様の労力をかなり軽減することができました。

結果

都内のマンションの売却仲介に強い業者と媒介契約を締結でき、2ヶ月程度の期間でスピーディーに売却でき、相場よりも若干高値で売却できたため、相続人の皆様からは、相続できるお金が大きくなり結果にご満足頂けました。

その後Aさんから、冗談まじりで、「ワシにお迎えがきた時もよろしく頼むな」などとおっしゃっられていましたが、末永くお元気でお暮らしになって頂きたいです。

この記事を担当した司法書士

トラスティ藤沢司法事務所

代表

山脇和実

保有資格

司法書士、宅地建物取引士

専門分野

相続・遺言・生前対策・民事信託・不動産売買

経歴

司法書士事務所での10年の経験を経て独立し、トラスティ藤沢司法事務所の代表を務める。「相続は、亡くなった方の思いを推し量ろう」、「相続は、和をもって尊しとなすが大事」、「完全無欠な平等は不可能、遺産分けは互譲が必要」をモットーに、依頼者の内にある悩み要望を推し量り、顧客満足に繋がるよう努めている。また、勤務時代を含めて担当した相続・売買案件は3000件以上に上り、相談者からの信頼も厚い。


サポート料金

相続手続きの最新記事

解決事例の最新記事